ノバスコシア州の教育制度

このページでは歴史ある大学な高等教育機関がいくつもあり「教育の州」と呼ばれているノバスコシア州の教育制度について紹介します。

義務教育は満5歳になる年の9月に始まる

カナダは連邦国家は自治州が少しずつ加入してきた歴史から、国として統一した教育制度はなく、各州の教育省が管理しています。

ノバスコシア州の義務教育は、満5歳になる年の9月(グレード・プライマリー)から始まります。希望者は満4歳(年中)になる年の9月からプリ・プライマリーという日本でいう幼稚園のような施設に通えます。グレード・プライマリーからグレード6までの計7年間が小学校(Elementary School)となり、グレード7~9が中学校(Junior High School)、グレード10~12までが高校(High School)となっています。

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日本の中学3年生はグレード9、高校1年生はグレード10となりますが、ノバスコシア州内には公立でも小学校と中学校の一貫校や、グレード6~9までのMiddle Schoolがあったり、中学校と高校が併設されていたり、グレード9~12までの高校があったり、様々な区分がありますが、州として統一したカリキュラムに基づいて授業が行われるため、どの教育委員会のどの学校であっても、その学年のカリキュラムに沿った教育を受けることができます。

ノバスコシア州の学校は9月に新学年が始まる

どの学年も9月に新学期が始まり、翌年の6月末に修了します。小中学校は3学期制、高校は2学期制で、夏休みは6月末〜9月中旬と日本より長いです。冬休みはクリスマス前から約2週間、3月の半ばに1週間の春休み(マーチブレイク)があります。家から学校までが一定の距離以上の場合は、無料のスクールバスで通えます。また、グレード4〜9まではフランス語(第2外国語・必修科目)を学びます。

また、カナダの学校は入学式や始業式、終業式などはありません。また、義務教育期間は学年が通しになっているので小学校や中学校での卒業式らしきものはありますが、日本のような改まったものではありません。その代わりに高校の卒業式は、グレードプライマリーから13年通った証と大人への旅立ちを祝い、卒業パーティーであるプロムが行われたり、ガウンに角帽を被っての卒業式が行われます。

ノバスコシアの留学生向けプログラムThe Nova Scotia International Student Program(通称 NSISP)

ノバスコシアには、25周年を迎えた州の教育省が主催している留学生のプログラム、The Nova Scotia International Student Program(通称 NSISP)があります。毎年、世界約35カ国から1,000名を越える留学生がノバスコシア州に学びにきています。カウンセルカナダはNSISPから、生徒へのサポートとこれまでの実績を評価され、日本のエージェントとしては唯一の「ゴールド・スタンダード・エージェント」の認定を受けています。

7つの教育委員会が連携して留学生を受け入れ

NSISPのプログラムは、州の教育省とノバスコシア州を7つのエリアに分けたそれぞれの教育委員会が連携して、留学生の受け入れを行っています。

 

ケープブレトン・ビクトリア地区、シグネクト・セントラル地区、アナポリス・バリー地区、トライ・カウンティ地区、サウスショア地区、ハリファックス地区、ストレイト地区

治安が良く、大都市に比べてリーズナブル

治安が良く費用的にもトロントやバンクーバーなどの大都市に留学するのと比べると、学費は2/3ほどで良心的ですし、ホームステイ先も別の斡旋会社に依頼せずに、各教育委員会のホームステイコーディネーターが家庭訪問をして選定します。

NSISPは州全体の公立学校のプログラムなので教育委員会を選ぶことはできませんが、その他のご要望にはなるべく添えるようにカウンセルカナダが交渉していきます。

NSISPはや5ヵ月の体験入学(セメスター留学)から、1年~3年(高校卒業)コースから選べる

日本人が少ない環境で英語漬けの生活で勉強したいというのであれば、NSISPは西海岸や大都市と比べて、はるかに日本人やアジア人が割合が低いというメリットがあります。期間も5カ月の体験入学から一年、高校卒業資格取得などから選ぶことができますし、1年留学の予定で来られて延長された生徒さんたちもいます。

ただ留学生のイベントなどで日本人同士が顔を合わせること もありますので、お互いに刺激し合あったり情報交換をしたりしながら留学生活を送ることができます。

NSISPに申し込み後、留学生の皆さんは留学プログラムよりによりまずは教育委員会を選定され、その後中学校や高校、ホームステイ先が決まり、学校に通う形になります。留学プログラムが留学生の割合や国籍比のバランスを取りながら学校を決定しています。

ホームステイの中には他の国からの留学生であるホストシスターやホストブラザーと共に生活する場合もあります。カナダだけでなくいろいろな国のカルチャーを学べる機会です。都市を離れると、ホストファミリーの家の裏に森や湖、牧場や農場が広がっているといったケースもごく自然です。

カナダ ノバスコシア 高校留学

留学生とホストファミリー

留学生専門のコーディネーターやアカデミックアドバイザーのサポートを得られる

また、各教育委員会に留学生専門のコーディネー ターがおり、彼らは 学校の先生たちとも連絡を取りながら、授業の選択や日常生活などの相談にも乗ってくれます。その他、それぞれ留学生の学年、興味、またレベルに合わせて授業選択やスケジュール組み、進路相談に対応してくれるガイダンスカウンセラーがいます。カウンセルカナダは面識のあるコーディネーターも多く、連係を取りながら日々の留学生活をサポートしています。

学校の授業以外にも、夏場はリンゴ狩りやバーベキュー、キャンプ、冬場はスケート教室やカーリング、スキーやアイス ホッケー観戦、クリスマスショッピングなど、様々なイベントが企画されており、留学生同士の交流の場にもなっています。また各高校にはアンバサダーと呼ばれるカナダ人生徒による留学生応援隊がいて彼らもまた生徒代表として留学生が参加できる交流会を定期的に開いています。

NSISPに興味のある方向けに、こちらの記事で応募要項や留学タイミング、費用などの詳細を説明しています。

 

ノバスコシア州の教育を受けて得られること

自分の意見を伝える力がつく

欧米では、自分の意見をはっきり言うことが求められます。幼稚園の頃から、こちらでは”Show and Tell”という発表をし、例えば自分の好きなおもちゃやぬいぐるみを持ってきて、みんなに見せて話をする機会が与えられます。このように、カナダの小学校、中学校、高校に留学することで、英語力だけではなく、自分の意見を伝えるプレゼンテーション力を身につけることもできます。

ダイバーシティに触れる

日本からの留学生ということから、日本の文化や歴史について発表をすることがあるかもしれません。海外に出ることで、自分が日本人であるということを改めて認識し、更に知識を深めて誇りを持つことにもつながりますし、欧米の文化だけでなく、様々な国からの留学生も集まってくるので、多様な文化への理解も深めることができます。

適応能力や自己解決能力が身につく

社会に出てから必要になる、コミュニケーション力、適応能力や自己解決能力なども自然に備わってきます。単身で留学に来られている中学生や高校生にとっては、自分で解決したり、乗り越えていくことも留学を通しての貴重な経験です。

もちろん誰もが最初から英語が話せるわけではありませんし、留学初期は言葉が通じなかったり、生活に慣れなかったり、大変なこともあるかもしれません。そのような時は、カウンセルカナダのスタッフにいつでもご相談下さい。緊急時にも同じノバスコシアにいますので、素早く対応させていただきます。

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