ノバスコシア州のカレッジ・大学情報

高校卒業後、あるいは社会人の学び直しや親子留学に来られてる保護者の方に向けて、ノバスコシア州のカレッジ・大学の特徴と進学方法について紹介します。カレッジや大学情報を一覧にしているので、ぜひご活用ください。

ノバスコシア州ハリファックスのカレッジ・大学の特徴

「教育の州」ノバスコシア州は大都市に比べ大学・カレッジの学費が安い

カナダは英語圏では最も学費の安い国でありながら、世界トップ20位に入る大学も複数あり、英語圏では最も高い教育を受けられる国としても知られています。「大学は日本でなくカナダで学びたい」「キャリアチェンジのために海外のカレッジや大学に行きたい」という人におすすめです。

提携している語学学校に通うことで、英語の試験を受けなくても大学やカレッジに進学できる

ノバスコシア州は人口に対して、大学などの高等教育機関が多いため「教育の州」とも呼ばれているのですが、留学生向けの大学進学のコースを併設した語学学校もいくつもあります。カナダの大学に進学するためには、IELTS6.5以上、カレッジに進学するには6.0以上の英語力が必要になりますが、ハリファックスにある提携している語学学校の大学・カレッジ準備コース、あるいはパスウェイ、ブリッジプログラムと呼ばれるコースを履修し、所定の基準を満たすと、英語の試験を受けなくとも、入学が認められます。

治安が良い環境で子育てをしながら永住権を目指せる

カナダは永住権が最も取りやすい国の一つですが、ノバスコシア州はその中でも住権がとりやすいと言われています。カナダのカレッジや大学に進学し卒業後に現地就職し、一定の条件を満たすと、カナダでの永住権を申請することができます。他にも人材確保を目的に幼児教育者としてデイケアに就職したら州の推薦がもらえ永住権を申請できるといった州独自の永住権プログラムもあります。なお、永住権を取得すると学費がローカル価格(留学生学費の約3分の1)になります。治安もいいため「子育てしながら自分も勉強したい」「海外移住したい」「子どもたちの進路選択のひとつに、カナダの大学進学も含めたい」と考える親子留学や教育移住を検討しているご家族にもおすすめです。

カレッジと大学の違い

カレッジは就職を想定した授業が行われる

カレッジは、日本の短大や専門学校のような教育機関で、地元の学生にとっては、高校卒業後に自分のつきたい職業に向けて専門性を高める教育機関です。ビジネスのコースなどに2年通うと、大学の3年生に編入できたりもします。学校専門分野も幼児教育(Early Childhood Educator)、観光、エンジニアリング、ビジネス、航空、IT、調理、看護、電気や音楽など幅広く、取得可能で、学位にも1年で取れるCertificate(修了証書)やDiploma(専門分野の卒業証明)などがあります。大学に比べて入学の敷居は低いですが、Coopといった実習がプログラムに組み込まれていることが多く、確実な職業分野スキルと英語力アップが見込めるので、カナダで就職したい人におすすめです。

  • 親が学生になるとお子さんの公立の小、中、高校の学費が全員無償になる
  • 通学期間中、現地でアルバイトできるビザが発給される
  • プログラムにより1年コースと2年コースがある
  • 費用は年間約150万円から

カレッジには公立と私立がある

・公立カレッジの特徴
2年コースを卒業した後は就労ビザ(Post Graduate Work Permit)が発給され最長3年間そのまま働くことができ、永住権につなげやすくなる。1年コースも就労ビザが発給されますが最長1年間になります。また、学生向けの、カバー率が高く家族皆入れる医療保険に加入できるので万が一のときに安心です。

入学時期は基本的には毎年9月と1月の年2回ですが、コースによって変わりますので受講希望のコースの受け入れ時期をご確認ください。またECE(Early Childhood Educator)は毎年人気で長くて数年待ちの場合もあるので、計画的に動かれることをおすすめします。

Nova Scotia Community College(英文)
ノバスコシア・コミュニティー・カレッジのYoutubeチャンネル(英語サイト)

・私立カレッジの特徴
公立カレッジよりも一般的に求められる英語力は低く少人数制の授業になることが多いです。短期間で集中的に仕事に通じる知識や技能を身に付けたり、医療、保育、看護系の資格取得を目指して通う方も多いです。1年で職業ニーズの高い幼児教育の資格を取得できる学校もあるので、2年コースの公立カレッジよりも学費を抑えられます。
入学時期も9月と1月だけでなく、幅広いタイミングで用意されていることが多いです。ただし、私立カレッジは卒業後の就労ビザ(Post Graduate Work Permit)が発給されないので、公立カレッジより就職へのハードルは若干高くなり、就労ビザの発給をサポートしてくれる雇用主を見つける必要があります。永住権を目指されている方はこの点に留意しながら計画を練る必要があります。

CBBC Career Colleg(ダートマス)英文
Nova Scotia College of Early Childhood Education(ハリファックス)英文

大学は学問を研究するのが主目的

大学の種類は、学士(Bachelor’s degree)課程のみの大学、修士(Master degree)課程まで設置する大学、博士(PhD/Doctorate degree)課程まで設置する大学と大きく3つに分かれます。大学へ入学する為には高い英語力が必要で、入学後の単位取得も容易ではないといわれています。

  • ノバスコシア州は教育の州と言われており多くの大学が集まる
  • 学費は留学生は約350万円〜/年
  • 通学期間中、現地でアルバイトできるビザが発給される
  • 卒業後は就労ビザ(Post Graduate Work Permit)の申請ができるので最長3年間そのまま働くことができ、永住権につなることができる
  • 親が学生になるとお子さんの公立の小、中、高校の学費が全員無償になる

ノバスコシア州の留学生が通える大学リスト(英文)

Acadia University(ウルフビル:都市名)
Cape Breton University(シドニー)
Dalhousie University(ハリファックス)
Mount Saint Vincent University(ハリファックス)
NSCAD University(ハリファックス)
St. Francis Xavier University(アンティゴニッシュ)
Saint Mary’s University(ハリファックス)
University of King’s College(ハリファックス)
Université Sainte-Anne(ポワントドゥレグリーズ)

カレッジや大学に進学する方法

進学するには入学要件をクリアする必要がありますが、いずれにせよ各学校から英語力を証明書をの提出が求められています。具体的にはIELTSやTOEFLを受験して基準点をクリアする必要があります。

各カレッジの入学要件(英文)

ただし、大学院の入学はできませんが、カレッジや大学入学でしたら提携の語学学校の大学進学コースを修了することで、IELTSのスコアなしで提携のカレッジや大学に進学することもできます。次に詳しく書いています。

IELTSやTOEFLの受験&証明が不要になる!大学進学コースをもつ語学学校リスト

大学進学コースでは、他の英語コースと違ってカレッジ・大学で勉強をする際の心構えや作法を学ぶことができます。例えば、カレッジや大学ではエッセイを書くことが当たり前のように求められますが、その際に必須となるAcademic Integritiy(エッセイを書くときのマナー)を学ぶことができるのが特徴です。こちらは
IELTSの勉強では学ばない分野なので上記の英語技能テスト勉強をする時間がない方や、カナダの大学やカレッジ進学に向けて実践的な勉強をしたい方におすすめです。

 NSCCと提携している語学学校リスト(英文)

CBBC,NSCECEと提携している語学学校リスト(英文)

各大学と提携している語学学校については、「各大学名(英語名)+Admission requirements」、「各大学名(英語名)+Admission requirements+International Students 」などで検索するとでてきます。

なお、高校卒業後に進学する場合は、入学試験はありませんが内申点が必要になります。詳しくはカウンセルカナダへお問い合わせください。
その他、カナダの大学生活、留学中の滞在先、渡航後のサポートなどのご相談も承っておりますので、お問い合わせください。

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